ライン式クリーンルーム
ユニット式で簡単に高い清浄度を実現 増設など、自由度の高い施工に対応
ライン式クリーンルームは、天井に取り付けたライン状吹き出し口から全方向に清浄な空気を吹き出します。この空気をリターン口から吸いこみ、層流に近い安定気流を循環させる方式です。工事の基本は、HEPAフィルターの入ったパッケージエアコンとライン状吹き出しユニットを現場に設置するだけ。このため、天井裏にダクトを通すコンベンショナル式クリーンルームよりも施工現場に柔軟に対応でき、高さの低い現場や機械室設置スペースのとれない狭い現場にも設置可能てす。
特長1
低コスト
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設置費用が安い
クリーンルームの主要構成部品であるエアコン、フィルターボックス、ダクトを工場製作し、ユニット化しました。
コストウエイトの高い現地工事の人件費を大幅削減することにより、低価格を実現。 -
ランニングコストが安い
クリーンエアの給気効率が高く、リターンエアの回収効率が高いため、より少ない風量・換気回数で、目標の空気清浄度が得られ、ランニングコストを低減します。
空調設備をクリーンルーム内に設置するので、設備点検、メンテナンスも容易に行えます。 -
解体、移設費用が安い
ユニット化された主要構成部品により、そのほとんどが流用可能です。
また、解体、移設工事の工数を大幅に低減、低価格でクリーンルームの移設が可能となりました。
特長2
短工期
急にクリーンルームの設置や移設が必要となった場合でも安心。
ライン式クリーンルームはクリーンルームの主要構成部品をユニット化することにより、現地工事の工数が少なく、短工期で設置、解体、移設が可能です。
特長3
高いフレキシビリティ
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清浄度アップ、増設が容易
ライン式クリーンルームは主要構成部品をユニット化しているので、各ユニットを増設するだけでクリーンルームの清浄度アップや増設が簡単に行えます。
空調機交換やダクトの改修工事は一切不要です。
【施行例】【洗浄度変更前】ISOクラス7 →
【清浄度変更後】 施工例 ISOクラス6
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柔軟なレイアウト
厚さの薄い給気用サプライエアーユニットはビス止めで天井に設置します。天井に穴を開け給気ダクトを設置するコンベンショナル方式よりも柔軟に現地レイアウトに対応できます。
複雑な生産機械の形状に合わせた設置も容易です。サプライエアーユニット
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高い天井高を確保可能
サプライエアーユニットの採用により、天井裏に給排気ダクトを設置する必要がありません。
既設建屋の天井高さが低く、天井裏に給排気ダクトを設置できない部屋でもクリーンルームが設置できます。
室内高を最大限高くとったクリーンルームの設置が可能です。
用途
各種製造工程、電子部品製造、成型押出工程、食品加工、医薬品製造、医療器具製造
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清浄度:ISOクラス6(クラス:1,000) 温度:23℃±2℃ 湿度:50%±5% |
清浄度:ISOクラス7(クラス:10,000) 温度:23℃ 湿度:成り行き |
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清浄度:ISOクラス7(クラス:10,000) 温度:23℃±2℃ 湿度:50%±5% |
清浄度:ISOクラス8(クラス:100,000) 温度:23℃±2℃ 湿度:50%±5% |
ライン式クリーンルーム Q&A
- > ライン式クリーンルームについてのQ&Aはこちら
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Q1
現在使用している事務所をクリーンルームにしたい。
テナントビルの中にクリーンルームを設置したい。
A1
ライン式クリーンルームは機械室や天井裏のダクトスペースが不要のため、どのようなスペースでもクリーンルーム化が可能です。
Q2
クリーンルームを設置したいが、工事期間を短縮しなるべく早く工場を稼働させたい。
A2
ライン式クリーンルームは工場でユニット化したモジュールを制作し、現地工事期間の短縮を実現可能とします。
Q3
クリーンルームのランニングコストを抑えたい。
A3
ライン式クリーンルームは空調機器を分散配置することにより、非操業時には空調機の間引き運転等が可能となり、ランニングコストの低減が可能です。
Q4
既設クリールームの清浄度をアップしたい。
既設クリーンルームの冷暖房の効きが悪いのを改善したい。
A4
現状のクリーンルームに、クリーン化ユニットを追加すれば容易に実現可能です。
また、空調付ユニットを追加すれば冷暖房の強化も行えます。
Q5
将来的に拡張性のあるクリーンルームを計画したい。
将来クリーンルームの増築を考えている。
A5
空調ユニット及びクリーン化ユニットを追加することにより、自在に清浄度や温湿度を変更することが可能です。
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